概要 Outline
ご挨拶
分離プロセス部会長を仰せつかるに当たって
2023年4月
佐賀大学 大渡 啓介
2023年4月より分離プロセス部会の部会長を仰せつかりました佐賀大の大渡です。芝浦工大の野村先生の後任として2年間、部会に貢献できるよう尽力してまいります。
前会長の野村先生と前庶務の南雲先生におかれましては在任中は完全なコロナ禍にあり、たいへんなご苦労をされたと思います。お疲れ様でした。コロナ禍ではオンラインの活動がほとんどで移動を伴わないことで時間や経費の節約にはつながりましたが、対面でないことで学会の活動そのものに加えて、さまざまな取り決めや人間関係も希薄になった印象があります。良い面は残しつつ、対面活動を増やし、元のアクティビティーに戻していければと思います。野村先生と南雲先生、さらに現庶務の川喜田先生との4者での部会活動の引継打合せの中で、さまざまなことが議論されました。最も問題視されたのが分科会の会員減少に伴う分科会の幹事の負担増と部会としてのアクティビティーの低下でした。各大学においてポスト削減により若手教員が激減し、退会する会員を補填できない状況に加え、コロナ禍で活動が制限されたことで、この問題はより顕著になっています。この対策として、分科会持ち回り行事などの見直し、分科会の再編成、他学会との連携によるアクティビティーの維持や向上などが挙げられました。既に幹事の負担が顕在化している分科会もあり、大学教員だけでは解決できない状況にあります。しかし、分離プロセス部会として分離に関する全てのプロセスについて社会の要求に対応し問題を解決する糸口を提案する責務もございます。そのような意味で企業の研究者にも積極的に関わっていただき、部会役員として担当役員のポスト創設するなどにより、各分離プロセスに関与する分野の火を灯し続ける方策と努力が必要になってくると思います。
部会のアクティビティーは本部からの補助金や科研費の採択枠などにも関わっていると思われますので、上記のことを踏まえつつ分科会の再編成のためにソフトランディングできるよう努めてまいります。どうぞ2年間、ご協力よろしくお願いいたします。