膜工学は、高分子素材や無機素材などの薄膜を用いた分離技術です。相変化を伴わない操作も可能であり、省エネルギーかつ高い選択性を示す可能性がある分離技術です。具体的には、海水淡水化、超純水製造や排水処理など水処理を初めとして、食品関連やエネルギー処理関連など、幅広い分野での分離技術として応用が期待されています。この様な幅広い応用に対応するために、膜性能だけではなく、プロセスとしての膜工学の検討も進んできています。
当分科会は、膜工学に関連する企業、研究者、学生より構成されており、膜工学に関する最新情報の共有、学術的な交流、人材の育成などによる、膜工学の発展を目的としています。
山口猛央(代表者) / 神尾 英治(事務局)