蒸留は,石油・石油化学産業をはじめとするバルクケミカルから多品種少量生産のスペシャリティケミカルまで,広く化学物質を取り扱う産業において最も多く使われている分離技術です。他の分離操作に比べて技術的にも学問的にも成熟した分離技術と言われていますが,反応蒸留,熱集約型蒸留プロセス,複合型プロセスなど,更なる効率化を目指した技術開発の努力が続けられています。
当分科会では,基礎理論の理解と近年の省エネルギー化に向けた技術開発の要求に対して,研究者・技術者の交流を通して,新規プロセスの実用化の促進を目指します。
大場 茂夫(代表者) / 松田 圭悟(事務局)